「ノームの糸車」

障がいのあるなしに関わらず働ける場所を作りたいとの思いから全国の先進的な取り組みをしている日本各地の福祉事業所を2年間かけて訪ね2004年に利用者5名スタッフ2名の小規模作業所
「ノームの糸車」を立ち上げました。
現在は定員20名の福祉サービス事業所(就労継続支援B型)として活動しています。

最初は「羊毛フェルト出張講習」から

ノームの糸車が最初に始めた仕事は「羊毛フェルト出張講習」です。
地域の公民館や学校などから依頼を受けワゴン車に講習に使う荷物一式を積み込んで
ノームのメンバーと一緒に依頼先に出かけて講習させて頂きました。
年間50カ所以上で2019年までに5000名以上の方々に羊毛フェルトの楽しさをお伝えしてきました。

2010年 ロースイーツの開発にとりくむも・・

2010年に飲食店営業許可と製菓製造許可を取得し商品開発に取りくみました。
そのころに初めてロースイーツを知り、独学で学びローチョコタルトやロークッキーを
地域のイベントで販売したりしていました。
この時に日本リビングビューティー協会(JALB)のローフードマイスターの資格を取得しようと取り組みましたが尊敬する女性起業家の方から「ローフードは頭で食べる料理だね」との一言でモチベーションを失い、ローフードから離れてノームの商品開発に専念しました。地元のミントを使った「ミントシロップ」、地元のエキナセアで作った「エキナセアシロップ」、地元のフルーツで作った「フルーツグラノーラ」などが誕生しました。他にも地元の日光生姜を使った「日光生姜シロップ」、地元で採れたゴマと焙煎玄米粉をつかった「ゴマのお汁粉」、地元のゴマやナッツなどを使用した「大山のめぐみエナジーバー」などを開発しました。

アボカドチョコタルト

2015年とっとりバーガーフェスタに参加・受賞

2015年に日本最大級のご当地バーガーの祭典「とっとりバーガーフェスタ2015」に参加するため地域のイチジクや古代米を使ったお肉を使わないバーガー「グラノーラとイチジクのクラッシュナッツバーガー」を開発しました。

町の職員さん、吉本興業の鳥取県住みます芸人「ほのまる」のお二人、とっとり花回廊「野の花」のスタッフの方々にご協力頂き「リクルートじゃらん賞」を受賞しました。

2016年とっとりバーガーフェスタに再度出店・第5位入賞

2015年のバーガーをブラッシュアップして再度「とっとりバーガーフェスタ2016」に参加しました。オニオンマリネやハーブオイルに漬け込んだレンコンをプラスしさらに美味しくなり
全国から集まった30参加店舗中、全国5位に入賞しました。

2017年アウトドア体験ができる「ノームガーデン」をオープン

事業所に隣接するガーデンを整備し「ノームクラフトガーデン」をオープンしました。
石窯ピザ体験やデイキャンプなどが楽しめる場所として地元メディアにも取り上げられました。

そして2020年・・・コロナ感染拡大で羊毛フェルト出張講習が激減

2020年にコロナ感染拡大の影響を受け羊毛フェルト出張講習が激減しテイクアウトをスタートしました。2015年から提供してきたクラッシュナッツバーガーはファンの方に支えられ変わらず提供し続けています。

2021年 スイーツのネット販売を開始

鳥取県南部町で収穫されたフルーツを使ったドライフルーツを開発しました。
46℃以下の低温でじっくり乾燥させているため色が鮮やかで地元の新聞やテレビなどのメディアに取り上げられました。またそれまで開発してきた製品をネット販売するため取り組みました。

2022年 再びローフードの道へ・・福祉×ロースイーツ

仕事の忙しさから不摂生な食生活で体調を崩し(プロフィール
そんな時に再びローフードとつながり今度こそ本格的にロースイーツを学びたいと思い
ロースイーツパティシエの道に進みました。
日本リビングビューティー協会(JLBA)で本格的にロースイーツを学び2022年秋ロースイーツパティスリーRaw-Blessを立ち上げ事業所カフェのテイクアウトやスイーツの監修をさせて頂くようになりました。
からだに良いスイーツや食べ物を提供したいという以前からの事業所の方針とJALBのローフードの理念を学ぶ代表の想いがつながりロースイーツの提供に取り組むことになりました。

そしてロースイーツを活かして福祉事業と生産者…そしてそれを求めるお客様の間に幸せな循環が生まれるようにとの想いから現在、福祉事業所の設備を使い地域の素材を全国に発送することを構想中です。

デトックス効果の高いグリーンスムージ用の桑の葉やフルーツ素材をすぐに使えるように処理して冷凍真空パックして全国に発送します(10月から開始)。 
事業所ネットショップはこちら → Vew Site